肩こりが良くならないのはなぜ?

何もしていないのに凝る

肩こりは多くの人が感じる症状。
ほぐしてもほぐしてもまた凝るし、
何もしていないのに凝ってくる。
一体何が起きているのだろうか?

肩こりは筋肉がこわばって、
そのこわばりがきっかけで
痛みの物質が発生することで感じる。

たいして変わったこともしてないのに、
凝る場合が多い。
なぜなら凝り症状は
同じ姿勢が続くことで生じやすいから。

首や肩は頭を支えている。
米ニューヨーク市の
外科医長ケネス・ハンス・ラージ氏によると、
首が60°傾くと肩にかかる重さは
27kgになる1)と提唱している。
身体はうまく出来ていて、
動くことが多ければ柔らかくなり、
支えることが多ければ硬くなる。
そうすることで、その人が生活しやすいように、
形状を変化させることができる。

特に支える役割が強いのが、
土台である股関節・仙腸関節といった、
いわゆる骨盤周り。
そして柱にあたる背骨。
こうしたところは、
動く頻度が少なくなると支える役割が強くなり、
硬く変化してしまう。

それによって硬くなった背骨や、
その周りの筋肉が凝りの原因になる。

だから凝りというのは
動くから凝るというよりは、
同じ姿勢が続くから
凝りやすいと思うと分かりやすい。

1)Hansraj KK:Assessment of stresses in the cervical spine caused
by posture and position of the head.surgical technology
international,2014

なかなか良くならない

さてこの凝りだがなかなか良くならない。
痛みの原因は硬くなっている、
背骨の関節や筋肉だが、
ほぐしても同じ姿勢が続くと再び凝るので、
結局のところ生活習慣が根本的な理由になる。

具体的にいうと、
20分同じ姿勢をすると、
どこかが凝る。
良い姿勢をすると負担が分散されるので、
確かにいくぶん楽になったり、
長持ちするが現実的には良い姿勢を
維持し続けるのは難しいのではないだろうか。
最近では良い姿勢にするということよりも、
同じ姿勢が続かないようにすることが推奨されている。

そのためほぐして改善することを考えるより、
こまめに動いて同じ姿勢にならないように
注意する事が重要である。

内臓からでは?

肩が痛いのは心臓の病気が隠れているのでは?
テレビでもやってたから、
なんかの病気なのでは・・・?
そういった心配をすることもよくある。

まずは病院に行って異常がないかを
確認する事が大切である。
そこで異常がなければ、
まずは安心したら良いと思う。
心配も余計に凝りを作ってしまうから。

ただ「異常ないと言われたけど、
本当にそうなのだろうか・・・。」
そんな不安があるかもしれない。

まず整形的な問題の場合、
筋肉や関節の問題の場合は動いたときに、
痛みが誘発されるのが特徴である。

そのため横になったり、
姿勢を変えて痛みが軽減するようであれば、
筋肉や関節の問題の可能性が高い。

しかし、横になってどの姿勢にしても、
痛みが変わらない。
常に重たいような痛みがある場合
いわゆる安静時痛がある場合は、
整形的な問題でない可能性もある。
(炎症がある場合は除く。)

何れにしても自己判断はせず、
診察して確認する事が大切である。
そこで異常がない場合に
どうしても心配であれば上記方法で、
安心できるところもあるのではと思う。

まとめ

肩こりは動き過ぎて生じるというよりも、
同じ姿勢が続いたときに生じる。
20分以上同じ姿勢をすると生じるので、
こまめに姿勢を変えたり動く事が大切である。

また内臓からの症状は安静時にも
鈍痛が続くような症状が特徴である。

動かした時に特に痛い。
また横になったり姿勢を変えると、
痛みが改善する場合は
内臓からの症状は否定的である可能性が高い。

ただ絶対ではないので、
まずは受診を確認する事が大切である。